
HAEにおける患者指導
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- HAEにおける患者指導
監修:九州大学病院別府病院 病院長 堀内 孝彦先生
さまざまな場面に備えておくことが重要です。下記のポイントをご指導ください。
日常生活において気をつけること
■発作の誘因を減らす工夫をする
- 発作の引き金となる精神的ストレスや、過労などの肉体的ストレスがかからないよう気をつける。
- 抜歯などの歯科治療、外科手術の予定がある場合は、担当医師にHAEであることを伝え、治療および手術時の発作に備えてもらう。
- エストロゲンを含む経口避妊薬やホルモン療法、ACE阻害薬を服薬する場合は、医師や薬剤師に相談すること。
- 女性の場合、生理や妊娠・出産に気をつける。妊娠・出産については、担当医師に相談すること。
■HAEであることを周囲に伝えておく
- HAEであることを学校や会社など、周囲の人達に伝えておき、急な発作に備える。
■発作に備える
- 発作の前駆症状(環状紅斑、疲労感など)に気づくようにし、主治医の連絡先などのメモをいつも持ち歩き、急な受診に備える。
旅行や出張時の備え
- 旅行や出張の際は事前に主治医に相談し、現地での発作に備える(患者さんにHAEの治療可能な医療機関を教えたり、必要であれば紹介状も用意する)。
緊急時の備え
- 喉頭浮腫による気道閉塞を避けるために、のどがつまる感じ、息苦しさなどを感じたら、直ちに救急車を呼ぶ。
- 救急隊員や搬送先の医療機関に、HAEであることを伝える。
- 緊急時に備えて、事前に主治医の連絡先などのメモを作成しておく。
⇒患者指導の詳細は、患者向けサイトをご覧ください。